窓埋めトレードの検証
窓埋めのトレードにつきまして、フォワードテストを実行します。こうすれば、窓のトレードの有効性を数字で把握できます。
果たして、成績はどうなるでしょう?(手法解説は、この記事の最下部にあります)
フォワードテスト
トレード結果(フォワードテスト)
取引結果は、以下の通りです(2020年3月23日以降)。取引可能だった日のみ掲載しています。スプレッドを反映していますので、実戦に近い数字です(随時、結果を追記します)。
※窓の大きさが概ね10銭以上の場合について、フォワードテストをしています。窓の大きさが小さくても取引する場合、トレード頻度はもっと高くなります。
利食い | 5 |
損切り | 0 |
勝率 | 100% |
損益合計 | 66.2銭 |
日付 | 勝敗 | 損益(銭) |
2020/11/02 | 勝ち | 13.1 |
2020/10/12 | 勝ち | 14.2 |
2020/6/1 | 勝ち | 8.8 |
2020/3/30 | 勝ち | 20.4 |
2020/3/23 | 勝ち | 9.7 |
2020年は、新型コロナウイルス問題で乱高下した後、穏やかな相場が続いています。このため、窓も出づらい状況になっているようです。
FX口座の選択
どのFX業者も、月曜日早朝は原則固定スプレッドの対象外です。よって、FX業者によっては、とても広いスプレッドになります。
上の表で分かります通り、1トレードの利幅は10銭~20銭程度が多くなります。スプレッドがとても広いと、勝敗はとても厳しくなるでしょう。
ゆったり為替が調査した中では、最近数年にわたって、DMMFXのスプレッドが最も狭い部類です。よって、この記事のフォワードテストも、DMMFXを使用しています。
窓埋めの手法
手法は、以下の通りです。
通貨ペアは、米ドル円とします。金曜日終値と翌週月曜日始値を比較して、概ね10銭以上の差がある場合に、取引します。
為替レートが金曜日終値と同じになったら、利食いします。利食いできる場合の距離と同じだけ反対方向に進んだら、損切りします。
利食いも損切りもできずに営業日をまたぎそうになったら、月曜日終値ができる2時間前に成行で決済します(スプレッドが広くなる前に決済したい意図です)。
下は、窓埋めのトレードを図にしたものです。
取引開始から決済までの時間ですが、数時間という場合もありますし、10分以内ということもあります。
よって、スキャルピング要素とデイトレード要素の両方を持っている、といえます。