【2020年7月2日のトレード】
ユーロ/米ドルは、週足ボリンジャーバンドでは、+1σと+2σの間を行ったり来たりしながら推移しています。バンドウォークに発展するかどうかは、まだ分かりません。
日足では、移動平均線のミドルラインと-1σの間で推移していて、ややレンジ気味です。
4時間足の移動平均線20SMAは、日足の20SMAの下で推移していて、ローソク足は20SMA上でレンジ気味に推移しています。(チャート図は省略)
1分足のスキャルピングは、1時間足で大局を計りますが、今回は買いのトレードを検討する上で少し曖昧な状況なので、上位足も確認しました。
結局、売り目線ではないが、絶対的な買い目線とも言えない状況です。
下のチャートは、ユーロ/米ドルの1時間足チャートです。
曖昧な状況というのは、完璧な状況と比べると分かりやすいです。1分足スキャルで1時間足を確認する場合の、買いの条件は以下の通りです。
現在のローソク足がEMAより上で推移している:○
EMAラインに押しを付けている:×
MACDがゼロ上ゴールデン中:○
※EMAラインは、黄色のラインです。
以上のような条件の下ですが、1時間足では、Wボトムのネックラインに押しを付けて再上昇していますので、ここから上昇する可能性はあります。
という判断を下したうえで、5分足の状況をチェックた後、1分足で買いのチャンスでトレードを実行しました。
取引概要とトレード結果は、以下の通りです。
取引概要
・取引通貨ペア:ユーロ/米ドル【EUR/USD】
・トレード足:1分足
・売買方針:買い
・ストップ:10pips程度
・利食い:目標 10pips程度
下図は、5分足チャートです。
既にEMAに押しを付けて上昇していました。ここでエントリーすると『高値掴み』になる可能性があります。
こういうケースでは、トレードを見送ることが多いですが、1分足ではチャンスでした。
トレード結果
下図は、1分足チャートです。トレード範囲を薄いピンクで囲っています。
ローソク足の位置、zigzagが押しを付けている位置、MACDの推移や状況が完璧です。
いつものように、MACDゴールデンクロスのタイミングでエントリーし、10pips程度抜けたらトレード完了です。
約15分で、10.3pips獲得です。
トレードを終えて
1時間足では、いわゆるパーフェクトオーダーではありませんでしたが、重要なポイントに補助線を引いてみると、以降の流れを予測できるポイントを発見できることもあります。
補助線は、エントリーばかりではなく、利食いや損切りの計画を立てる場合においても、主役級の働きをしてくれる場合がありますね。
このトレードのルールや手法については、別記事『1分足スキャルピングの方法』でご案内しています。