今回は、試験的なトレードを実行しました。
今週月曜日の【ポンド/米ドル】のトレードでは、5分足に設定してあるピンクの移動平均線(SMA480)を下抜けた後にRSIが底を叩くタイミングで、買いのエントリーを実行しました。
(トレードの様子は、こちらでご覧になれます。)
480SMAは、最後のエントリーポイントの目安として活用するのが、このトレードのルールの一つとしています。
したがって、480SMAを超えてしまうということは、本来であれば『損切り』を検討するタイミングでもあります。
しかし、過去のチャートからこのトレードを再研究すると、上位足のオーダーが揃っている場合において、5分足も同じようにオーダーが揃っているケースでは、480SMAを超えてからRSIが天井、あるいは底に到達したとしても、高い確率で反転することが分かりました(100%ではありません)。
ただし、どのタイミングで戻るかの目安を、ルールとして確立するまでには至ってません。5分足だけで見ると、抵抗(あるいは支持)するラインが何も無いので、まるで底なし沼です。
そこで、今回は上位足に重要な価格帯を探して、損切りポイントの目安とすることでリスクを回避する方法をとりました。
損切り幅は30~40pipsと大きめですが、損切られなければ利益も大きくなる予定です。
では、試験トレードの様子を書き記します。
取引概要
・取引通貨ペア:ポンド/円【GBP/JPY】
・売買方針:買い
・ストップ:30pips~40pips程度
・利食い:目標 30pips程度
いつものように、4時間足と1時間足の状況を確認します。
上位足は微妙な状況
移動平均線の並びは買いのオーダーです。
MACDは、4時間足・1時間足共にゼロラインより上で推移していますが、デッドクロスしています。
また、ローソク足を観察すると、中期的には上昇なのか下落なのかまだ分からない、レンジの様相を感じます。特に1時間足は、これから下落するのでは?と感じます。
つまり、移動平均線の並びは買いのオーダーを維持していますが、下落の懸念もあります。万が一のため損切りラインを決めました。4時間足の赤いライン(STOP)です。
5分足の状況
下図は、5分足チャートです。既にエントリーした図ですが、いつものエントリーポイントの目安である、移動平均線(黄色、青)ではRSIが底を突きませんでしたので、ノーエントリーです。
最後の砦となるピンクの移動平均線で、最初のエントリーをしています。今回のトレードの、実験的部分です。
エントリーポイント
ここから下落するのは想定内です。いつ反転するか不明なので、5pipsを目安にポジションを建てていきました。
下図は、4本目のポジションです。
まだ損切りの目安となる位置まで到達してませんので、次当たりが最後のエントリーとなるでしょう。
下図は、5本目のエントリーと、その後に反転した様子です。
オレンジ色の丸印がエントリーしたポイントです。破線部分との乖離は、スプレッドです。
損切り位置近くまで迫りましたが、最後となる5本目のエントリーを入れました。
ここで反転上昇して、赤丸位置のローソク足でポジションがプラスに転じます。
「半値までは戻すでしょう」という、過去の経験から決済せずにポジションをキープします。
トレード結果
下図は、トレードの結果です。
半値近くまで戻してくれましたので、ここですべてのポジションを決済して、トレード終了です。
マイナスになるポジションもあるかと想定しましたが、すべてのポジションでプラストなり、合計の獲得pipsは、67.9pips(約68銭)でした。
5つのポジションの平均獲得pipsは、13.6pips(約14銭)と、もの凄く大きいわけではありませんが、ポジションの数が効いた結果です。
トレードを終えて
今後、この手法をやるかどうかですが、やらない確率が高いです。
というのは、買いのケースで480SMA以下でエントリーする場合、底をどこにするかというのが曖昧です。つまり損切り位置をマニュアル的に決められないです。
売りのケースも同じで、480SMAを超えた場合、天井をどこにするかということです。
今後も研究を重ねますが、答えは見つからないかもしれません。そもそも答えなんて、相場にはありませんから。。