このブログで紹介している記事は、相場環境が分かりやすい状況でのトレードを紹介しています。トレードのシナリオがその通りだと勝ちますし、そうでなければ負けてしまいます。その両方を記事にしています。
今回は、マルチタイムフレームにおいて、上位足の相場環境が完璧ではない状況でトレードを行いましたので、その内容を紹介します。
移動平均線の状況は買いだが・・・
最初に、4時間足と1時間足のチャートから、現在の状況を確認しましょう。
このブログで紹介している『5分足トレードの手法』では、相場環境を確かめる方法の一つに移動平均線の並びがあります。
上のチャートでは、買いのトレードが有利な状況です。
尚且つ、買いのトレードを実行する場合、MACDがゼロ上でゴルーデンクロスしていることを条件にしています。
それぞれのMACDの状況は以下の通りです。
- 4時間足:ゼロ上デッドクロス
- 1時間足:ゼロ上ゴールデンクロス
1時間足は、辛うじてゴールデンクロスしていますが、今にもデッドクロスしそうです。この後、レートが下落すれば、間違いなくデッドクロスするでしょう。
薄氷を踏むようなトレードではありませんが、『4時間足のMACDがゼロ上デッドクロス』というのは、ちょっとしたリスクを抱えています。
しかし、売りのオーダーではありませんので、5分足のエントリーポイントがやってきたら、トレード実行です。
取引概要
・通貨ペア:豪ドル/米ドル【AUD/USD】
・売買方針:買い
・ストップ:20pips程度
・利食い:目標 20pips程度
チャート画面を見ながらトレードできますので、指値は使わず成行でトレードします。移動平均線の状況次第では、ポジションを3本(黄色、青、ピンク)建てたいですが、RSIと相談しながらの状況判断です。
下のチャートは、トレードの状況と結果です。
最初のエントリーポイントである黄色い線を突破した時点では、RSIがまだ底を突いていませんでしたので、見送りました。
次のエントリーポイントの青線を突破して、終値を確認してエントリーです。この時点のRSIは、35%を割っていました(赤丸)。
以降、ピンクの線に到達せずに上昇に転じたため、エントリーはこの1本です。
利食い目標
さて、利食いが上手いとは言えない筆者は、いつものごとくエントリーした後に迷いだします。
半値くらいまでは戻すだろう(Zigzagの高値から安値までの半分)と考えつつ、黄色い線の当たりでウニウニし始めると利食いしたくなってしまいました。
半値まで戻せば、目標の20pipsは取れるかもしれませんが、図にあるトレード範囲でトレード終了です。+12.4pips。
4時間足の状況が完璧ではなかったので、これで良し!