新型コロナウイルス問題が大きくなり始めたころ、ボラティリティがとても大きな状況が続きました。
現在は、一時に比べるとボラティリティが小さくなり、米ドル円に至っては値動きが無くなりました。
すると、通常ならばトレードチャンスるになる場合でも、取引できずに見送りとなる例が多くなります。今回は、そのような例をご案内します。
ユーロ/ポンドの1時間足チャート
下は、ユーロポンドの1時間足チャートです(FXプライムbyGMOからの引用)。午前11時に、為替レートが大きく下落している様子が分かります。
この値動きを狙いましたが、トレードできませんでした。
補助線を引いたチャートで、考察します。
下に、赤線を2本引いています。いわゆるペナントです。ペナントが終了して為替レートが上または下に動く場合、その方向に継続的に進みやすいと言われています。
そして、ペナントの頂点近くで、大きく下落しました。通常なら、売りを狙います。
そこで、売り示唆のピンバーが出るのを待っていました。しかし、適切な位置でピンバーは出現せず。そのままレンジを形成しています。
ボラティリティがないと、このような例がいくつも出てきます。この状況で無理にトレードを仕掛けると、期待と異なる結果になりがちです。
よって、ちょうど良い形が出るのを、ひたすら待つことになります。